関西コレクション,中川康之,関西コレクション社長

有名アーティストや人気モデル・タレントを間近で見ることができるファッション・エンターテイメントのイベント、関西コレクション。日本最大級のイベントとして、若い世代から絶大な人気を誇っています。

そんな関西コレクションを生み出した、関西コレクショングループ代表の中川康之氏とはどのような人物なのでしょうか？中川氏の人物像やグループの事業内容などを調査しました。

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中川康之氏の人物像や略歴について

中川康之氏は大阪府出身。父親は建築会社を経営していたそうです。幼い頃からその背中を見て育ち、「いつかは父のような経営者になりたい」と思っていたといいます。しかし、高校生の時、父親の会社は倒産。中川康之氏は飲食店でアルバイトをして、生活費を稼ぎながら高校に通うという生活がスタートしました。

中川康之氏はアルバイトで稼いだお金を、事実は伝えずに中国に留学していた兄に仕送りしていたといいます。2004年、22歳で飲食事業を独立し、帰国した兄と共に事業を拡大。大阪と東京合わせて50店舗にまで発展させました。

そんな中、一緒にやってきた幹部社員が退職していくことに悩むようになり、働きやすい会社を模索します。そうして2008年に設立したのが、ITマーケティングに重点を置く株式会社Yukiプランニングでした。

中川康之氏は転機のきっかけとなったのがアパレル系のイベントに参加した際に、若い女の子たちが熱狂しているのを見たときだったといいます。「この1日、この一瞬が、彼女たちの人生にどれほどの影響を与えるだろうか」と考え始め、2010年に株式会社関西コレクションを設立しました。さらに業務を拡大し、2014年に株式会社関西コレクションエンターテイメント・株式会社関西コレクションエンタープライズを設立しています。

幼い頃からの父を尊敬する心と経営者になる夢、兄弟の強い絆で事業を拡大させてきたといえるのではないでしょうか。

中川康之氏が手掛ける関西コレクション

関西コレクション（通称：関コレ）は、「大阪から世界へ発信する関西の文化イベント」をテーマに、年2回、京セラドーム大阪で開催されている、ファッションとエンターテイメントのイベントです。

人気アーティストの迫力のライブや、モデルやタレントを間近で見ることのできるファッションショーは、観客を圧倒します。この他にも、会場内のブースでヘアメイクやネイル、エステなどの体験や、人気モデルのトークショーを見ることができます。

過去に、藤田ニコルさん、みちょぱさん、朝比奈彩さん、道端アンジェリカさん、河北麻友子さんなどの人気モデルや、小柳ゆきさん、三浦大知さん、中田ヤスタカ、加藤ミリヤさん、清水翔太さんなどの有名アーティストが出演しています。毎回会場を賑わせるシークレットゲストとしては、反町隆史さん、SixTONESなどが登場しています。

関西コレクションの歴史

関西コレクションは、2011年2月に始まり、2018年から2019年にかけては総動員数が4万人を超えています。

第1回（2011年2月11日）- KANSAI COLLECTION 2011S/S （京セラドーム大阪）13,000名動員
第2回（2011年9月11日）- KANSAI COLLECTION 2011A/W（京セラドーム大阪）18,500名動員
第3回（2012年2月26日）- KANSAI COLLECTION 2012S/S （京セラドーム大阪）22,000名動員
第4回（2012年9月17日） - KANSAI COLLECTION 2012A/W（京セラドーム大阪）26,000名動員
第5回（2013年3月3日）- KANSAI COLLECTION 2013S/S （京セラドーム大阪）27,000名動員
第6回（2013年9月21日）- KANSAI COLLECTION 2013A/W（京セラドーム大阪）27,000名動員
第7回（2014年3月16日）- KANSAI COLLECTION 2014S/S （京セラドーム大阪）30,000名動員
第8回（2014年9月21日）- KANSAI COLLECTION 2014A/W（京セラドーム大阪）30,000名動員
第9回（2015年4月12日）- KANSAI COLLECTION 2015S/S （京セラドーム大阪）35,000名動員
第10回（2015年9月23日）- KANSAI COLLECTION 2015A/W（京セラドーム大阪）36,000名動員
第11回（2016年2月28日）- KANSAI COLLECTION 2016S/S （京セラドーム大阪）37,500名動員
第12回（2016年9月18日）- KANSAI COLLECTION 2016A/W （京セラドーム大阪）38,000名動員
第13回（2017年3月19日）- KANSAI COLLECTION 2017S/S （京セラドーム大阪）39,000名動員
第14回（2017年8月30日）- KANSAI COLLECTION 2017A/W（京セラドーム大阪）31,000名動員
第15回（2018年3月21日）- KANSAI COLLECTION 2018S/S （京セラドーム大阪）40,500名動員
第16回（2018年8月29日）- KANSAI COLLECTION 2018A/W （京セラドーム大阪）41,000名動員
第17回（2019年3月17日）- KANSAI COLLECTION 2019S/S （京セラドーム大阪）44,000名動員
第18回（2019年8月27日）- KANSAI COLLECTION 2019A/W （京セラドーム大阪）43,000名動員
第19回（2020年3月1日）- KANSAI COLLECTION 2020S/S （京セラドーム大阪）※感染症拡大防止の為中止
第20回（2021年3月7日）- KANSAI COLLECTION 2021S/S （京セラドーム大阪）7,500人来場[
第21回（2021年9月5日）- EXIA Presents KANSAI COLLECTION 2021A/W （京セラドーム大阪）5,000人来場
第22回（2022年3月5日）- EXIA Presents KANSAI COLLECTION 2022S/S （京セラドーム大阪）10,000人来場
第23回（2022年8月4日）- EXIA Presents KANSAI COLLECTION 2022A/W （京セラドーム大阪）

関西コレクションを支える関連会社も中川氏が代表を務めている

関西コレクショングループは、株式会社KANSAI COLLECTION、株式会社Kansai Collection ENTERTAINMENT、株式会社関西コレクションエンタープライズの3社で構成されており、以下のような事業分担となっています。いずれも、代表は中川氏が務めています。

●株式会社KANSAI COLLECTION

企画・推進事業部
制作キャステイング事業部
ライセンス事業部

●株式会社Kansai Collection ENTERTAINMENT

スクール事業部
フランチャイズ事業部
IT事業部

●株式会社関西コレクションエンタープライズ

人材派遣事業部
マネジメント事業部

中川康之氏がモデルの育成にも力を入れる理由

中川氏は、関西コレクションを通じて、モデルさんやタレントさんに憧れキラキラしたまなざしで見上げるたくさんの若者たちを目にして、そんなキラキラ輝く存在に、今度は私が、僕が！と思える様な取り組みが出来ないだろうか？と考え、「いつか、あなたが、誰かのモデルとなるように…」をコンセプトにこれまでにない全く新しい発想のアカデミーを開校しました。

夢に向かって一生懸命学んでいくワクワク感やステージに立つドキドキ感を楽しみながら成長していくことのできるアカデミーで、その為の舞台や機会が用意されています。
モデルという言葉には、模範や手本という意味があります。アカデミーで学び、経験を積み、卒業した人たちが様々な分野で輝き、そして憧れられる人になってほしいという中川氏の願いがあります。

中川康之氏が関西コレクショングループに込める想い

中川康之氏が関西コレクショングループに込める想いを紹介します。

『エンタメに関わる全ての人々の「一生の記憶に残る」をクリエイトするグループへ』

関西コレクショングループは「一生の記憶に残る感動を提供する」という理念のもと、人や企業の夢を叶え共に栄える。その実現のためにダイナミックなチャレンジを続けてきました。当社グループのルーツは、システム開発やWEBマーケティングを中心としたIT業にあります。約10数年前、まだ数名だったIT会社から私たちの戦いはスタートしました。「それは難しくないですか？」と言われるたびに、「難しいことを実現したい！」とチャレンジを続けた結果、関西コレクショングループのキーコンテンツである「関西コレクション」を初回開催から京セラドームにて開催。延べ来場者数50万人を超えるイベントへと成長を遂げました。数年後にはモデルやタレントを目指す若い世代に、専門的な知識や、技術の習得の場として、また人間力向上の場として「関西コレクションエンターテイメント」を発足。そして、関西コレクションエンターテイメントに通うスクール生に着目。もっとリアルな現場、プロの現場を知るためのマネジメント及び人材派遣の会社である「関西コレクションエンタープライズ」を立ち上げ、事業の幅を拡大することに成功しました。
近年の経営環境の激変に対応し、持続的成長と中長期的な企業価値向上を実現するためには、少し先の未来を見据え、関西コレクショングループが社会の中でどういう役割を果たしていくべきかを明確化することが必要だと考えています。今後もグループ全従業員が一丸となってダイナミックにチャレンジを続けていきます。