今となっては、生活になくてはならないものとなっているスマートフォンなどの携帯電話。 常に手元になければ、不安の方も多いのでしょうか。
そんな携帯電話(スマホ)ですが、1990年代に急激に普及するまで、高価なものだったため、庶民の手に届きにくいものでした。
しかし、あるシステムが登場したことにより、多くの人に広まっていったのです。 そのシステムとは、通称「テルミーシステム」と呼ばれる電話加入権を割賦販売する商法です。 当時携帯電話を利用するためには、電話加入権(NTTに対して、電話回線の設置を求める際に必要となる権利。契約を申し込み、「施設設置負担金」を払うことによって得られる) が必要でした。「テルミーシステム」とは、電話加入権を分割で支払うことができ、安価で携帯を利用することがシステムのことでした。
「テルミーシステム」が登場したことにより、若者でも携帯を持てるようになり、現在の状況を形成する要因となったのです。
この「テルミーシステム」を考案したのが、ネクシィーズグループの近藤太香巳代表です。 今回本記事では、「近藤代表ってどんな人?」と知りたい方向けに、ネクシィーズグループ並びに、近藤代表について紹介したいと思います。
ネクシィーズグループとは?
株式会社ネクシィーズグループは、東京都渋谷区桜丘町20番4号に本社を置く企業です。 主に、LED照明レンタル・電子雑誌制作・着物着付け教室などを行う会社を傘下に持つ事業持株会社となっています。 東京証券取引所市場一部に上場しており、社長の近藤太香巳氏は、37歳という、当時にしては東証一部上場企業の最年少創業社長 となりました。
ネクシィーズグループはどういった歴史があるのか?
ネクシィーズグループは、どのような道のりをたどってきたのでしょうか。
- 1987年 ネクシィーズグループの前身となる、ホームテレホン販売業「日本電機通信」が大阪で創業される
- 1990年 月々2,000円で固定電話が引ける電話加入システム「テルミーシステム」を発表 翌年には携帯電話にも応用される。
- 1994年 東京都渋谷区に本社を移転
- 1996年 世界初「X JAPAN プレミアムPHS」を企画販売
- 1998年 クライアントも消費者も、ノーリスクで便益を受けられる、「無料タイアップキャンペーン」スタート
- 2000年 フェラーリ・イデア社(スイス)とライセンス契約を締結。日本初「フェラーリオフィシャル携帯電話」を発表
- 同年、「(株)ネクシィーズ」に社名(商号)変更
- 2002年 大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に上場
- 2004年 東京証券取引所市場第一部に上場
- 2007年 大人の女性の旅をナビゲートするトラベルマガジン 電子雑誌「旅色(たびいろ)」を創刊
- 2012年 初期投資ゼロでLED照明が導入できるエネルギー環境関連事業(現 ネクシィーズ・ゼロ事業)を開始
- 2015年 グループ子会社である(株)ブランジスタが東京証券取引所マザーズへ株式上場
- 2017年 株)ネクシィーズ・ゼロが電力小売事業者として登録し、電力小売事業へ参入
会社の歴史を振り返っていくと、最初は電話の販売から、現在ではエネルギー事業を手がけるなど、 まさに時代とともに成長をしてきたことがわかります。
ネクシィーズのグループ企業は?
ネクシィーズは様々なグループ企業によって成り立っており、代表的な子会社を紹介します。
- 【株式会社ネクシィーズ】
店舗向けLED 導入サービスを中心としたネクシィーズ・ゼロ事業 アウトバウンド・インバウンドを併用したテレマーケティング業務 - 【株式会社ブランジスタ】
グループ経営戦略の立案
各子会社の統括管理
新規事業開発 - 【株式会社ブランジスタメディア】
電子雑誌の企画・編集・制作運営 - 【株式会社ボディアーキ・ジャパン】
女性向けセルフエステ「BODY ARCHI(ボディアーキ)」の運営、及びフランチャイズ事業
DNA解析と栄養バランス分析に基づく美容・健康コンサルタント業務 - 【株式会社ネクシィーズ・ゼロ】
リース事業・小売電気事業 - 【株式会社ネクシィーズ・ワンダーウォール】
企業・店舗向け3D映像コンテンツの企画・制作及び映写設備の提供
子会社が集まり、様々な事業に対応できることが、ネクシィーズグループの強みのようです。
ネクシィーズグループの事業内容は?
ネクシィーズは主に6つの事業を中心に展開しています
- 【ネクシィーズ・ゼロ事業】
LED照明・厨房機器・空調などの高額な省エネ設備を初期費用ゼロで導入できるサービス - 【電子メディア事業】
「旅色」など、ファッション・政治経済・住まいといった様々なジャンルで電子雑誌を刊行。
ニュースメディアの運営も行っています。 - 【定額制セルフエステサービス】
定額制セルフエステ「BODY ARCHI(ボディアーキ)」の運営・フランチャイズ事業を展開しています。 - 【株式投資サポート】
SBI証券とのジョイントベンチャーとして、webプロモーションと効果的なテレマーケティングでSBI証券の口座開設者を募集しています。 - 【スマホむけ医療アプリ】
スマホ用医療機関総合アプリ「アイメッド」を運営。病院・クリニックの検索と予約、気になる症状のAI診断、どこからでもスマホで受診できる遠隔診療などのサービスを提供しています。 - 【3Dホログラム映像演出サービス】
最新鋭の立体映像技術(3Dホログラム)を活用した映像演出サービスを行い、カフェ・レストラン・バー・ラウンジといった飲食店や宿泊施設、アーティストのライブイベントに技術提供しています。
ネクシィーズグループ代表・近藤太香巳トップメッセージ
グループの近藤代表は自社サイトで今後のグループの道筋を以下のように説明しています。
「光触媒 除菌・脱臭機「ターンド・ケイ」の取扱いを2020年3月より開始し、すでに10,000店舗以上が導入するなど、 今後の社会に対応したビジネスを展開していきます」「これまで「ネクシィーズ・ゼロシリーズ」を6万人以上の方に導入いただいています。お得な電力サービスもセットでご提供することで、長期的、安定的な収入を目指しています」
ネクシィーズグループ代表の近藤太香巳は何者?
ネクシィーズグループを一代で築き上げた近藤氏とは、どのような人物なのでしょうか。
調べたところ、様々な経歴の持ち主であることがわかりました。
近藤太香巳の略歴は?
1967年に大阪で生まれた近藤氏は、19歳の時に、ホームテレホンの訪問販売業「日本電機通信」を創業します。 その後販売拠点を高松市に移し、「テルミーシステム」を考案。さらに、X-JAPANやフェラーリの公式携帯電話、 携帯電話を懸賞応募の商品にするなど、独自のマーケティングを行い、34歳の時にナスダック・ジャパン(現ジャスダック)へ株式上場し、37歳で2004年当時最年少創業社長として東証一部に上場します。
2006年には、JAPAN VENTURE AWARD 2006 最高位 経済産業大臣賞を受賞するなど、日本を代表する企業家の一人のようです。
近藤太香巳は政界や芸能界にも影響力を持っている?
近藤氏は、様々な業界に広い顔を持っていることが知られています。
安倍晋三元首相や秋元康氏とも交流があるなど、各界にパイプがある大物のようです。
まとめ
ネクシィーズグループのビジネスや、近藤氏の経歴などについて調べてみましたが、いかがでしたでしょうか。 独自のビジネス手法によって成長を続けてきたネクシィーズグループは今後も目が離せない存在となりそうです。
企業情報
会社名 | 株式会社ネクシィーズグループ |
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本社所在地 | 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4 ネクシィーズ スクエアビル |
お問い合わせ | 本社 TEL 03-5459-7444 (代表) |
代表者 | 近藤 太香巳 |
設立 | 1990年2月21日(創業 1987年5月) |
資本金 | 23億2,428万円 (資本準備金含む) |